Xerophyta retinervis (Haenertsburg, RSA)

山取りの輸入球がたまに売られてたりするキセロフィタの種子です。リンポポ州のハーネーツルバーグ由来の種子です。
日本での流通名はキセロフィタになってますが、学名はゼロファイタとかゼロフィタって読まれてそう。また、Xerophyta属はベロジア科なる日本には無い科の植物です。
ベロジア属は南米に分布し、キセロフィタはアフリカに分布します。焼けたたわしのような、小さなヘゴのような変わった見た目。花はとても美しいです。

Xerophypa属の植物は非常に変わった性質を持ちます。乾季や雨季のはっきりした、コーデックス的な植物や多肉植物が自生する様な場所が彼らの自生地ですが、Xerophytaは塊根や、多肉のような貯水組織をあまり持たず、乾燥状態においては、仮死状態とでも言うような状態で耐え忍びます。
代謝を停滞させて、また雨季になり水分が得られたら一気に元に戻り、成長を再開します。
その性質から、復活草、復活植物と呼ばれることもあるのだとか。

キセロフィタを種子から育てたという話や、種子が売っているのを見たことがないので、ほとんどの人が挑戦したことがないと思われます。ノウハウの無い状態での実生になりますが、こういうよくわからない植物を育てる上では逆にロマンかも。
私も手探りで挑戦してみます。

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